偶然出会った「命日占い」
今日(5月30日)は実の母親の命日です。
だいたいこの時期は我が家では田植えなので、バタバタと過ぎてしまうことが多いのですが、5月30日が平日だった場合は、家の仏壇の前で「一人コンサート」を開催する私です(笑)。
今年は昨日、ひっそりと開催しました。
曲目は母が好きだった「神田川」とか「誰もいない海」とかです。
さて、私が受講したタロット講座の講師、かげした真由子先生の新刊がもうすぐ発売になります。
タイトルが、なんと「命日占い」。
星占いが誕生日の星座をもとに考えられているのに対し、命日占いは、亡くなった人の命日の星座と自分の星座をかけ合わせて考えるというものです。
出版社であるサンマーク出版の「サキ読み」を申し込むと、発売日前に第1章だけ読むことができます。
で、読んでみたのですが・・・。
結構「なるほどなぁ」と思える感じでした。
かげした先生の講座を受講した縁で参加しているfacebookのコミュニティにも同様の感想を書いたのですが、ちょっと以下に書いてみます。
ちなみに、命日占いは実際に亡くなった人の命日と自分の誕生日の星座から、二人の関係性の分類キーワード(10個あります)を割り出し、そこからメッセージのようなものを受け取るのですが、私と母の命日から割り出されたキーワードは「繋がる手」というものでした。
そこから導き出されたメッセージとは・・・。
以下に書いてあるので、よろしければ読んでみてください。
「命日占い」のサキ読みの感想(5月29日にfacebookのコミュニティに書いたものに少し手を加えました)
こんにちは。
サキ読み拝見しました。
今日は母の話をします。
たまたまタイミングが合ったんでしょうけど、偶然とはすごいなぁと思っています。
たまたま、明日が母の命日なのです。
2005年5月30日。5年に及ぶ乳がんとの闘いを終え、母は静かに旅立っていきました。
最後は脳に転移して思考回路が壊れてしまい、意志の疎通はできませんでした。そのうちに意識不明となり、そのまま眠るように去って行ったのですが・・・。
実は私は母が嫌いでした。
もしかしたら、いわゆる「毒親」だったのかもしれません。
一人娘の私を思い通りのレールに乗せようとしていて、母と私は日常的に激しく衝突していました。
中学生のとき、掃除当番だった友だちが掃除を終えるのを待って一緒に帰ったら、「(同じマンションの)〇〇ちゃんはとっくに帰ってきてるのに、こんな時間まで何してたの!」といきなり怒鳴られ、「友達が掃除当番終わるの待ってたの」と言うと、「そんな友だち、付き合うのやめなさい!」とまた怒鳴られました。
学歴偏重主義で、国立大学や早稲田・慶応・上智などの優秀な大学に合格できない私に、「(同じ学習塾に通っていた)〇〇ちゃんはいいわね~国立大学の医学部よ。何であなたはダメなのかしらね~」とグチグチ言っていました(汗)。
この他にも理不尽なことは数知れず、私は「絶対にこんな大人にはなりたくない」と思いながら生きて来ました。
そんな感じだったので、私は潜在的に「たぶん恋人ができても却下されるだろうなぁ」と思ってしまったようで、好きな人がいても常に自分の心に秘めたまま、いくつかの恋をあきらめました。
2001年、母は乳がんの手術を受けました。それから病状は悪化の一途をたどり、2005年に亡くなりました。
その頃、私には共通の趣味がきっかけで知り合った男性がいました。まだ交際はスタートしていませんでしたが、母の死をきっかけに、二人の距離が縮まり始めました。
変に腫れ物に触るような感じでもなく、それでいてちゃんと気遣ってくれる、ちょうどいい塩梅(あんばい)の彼。
遠距離恋愛が実って結婚したのは、それから2年後のことです。
さて、母と私の命日占いの分類は「繋がる手」でした。
親友のような関係・・・?そうかなぁ?と思いましたが、「ケンカしてない時」は一緒にコンサートに行ったりショッピングしたり、うん。確かにそうだったかもしれないと思いました。
そして母親から私に差し伸べられた手があるとしたら、私が夫と知り合った頃に自分が旅立つことで、私が気兼ねなくお付き合いを始めることができる環境を整えてくれたことなのかもしれません。
結婚して13年の今、「ケンカしたことない記録」を更新中の夫婦ですが、正直、時々「母が生きていたら、この結婚はなかっただろうなぁ」と思います。
学歴が気に入らないだろうし、イケメンじゃないし(笑)
でも、彼と結婚してホントに良かったなぁと、毎日感謝しています。
そう、13年たっても、一緒にいられることに感謝できる相手なのです。
彼を逃したら一生後悔したでしょうね~。
2017年、私は乳腺葉状腫瘍という病気で手術を受けました。細かいことは書きませんが、「もし悪性で状態が悪かったら余命2年」みたいな病気です。
ありがたいことに、良性でしたし、きれいに切除できたので、何事もなかったように暮らせています。
これも、母が乳がんだったことで私も気をつけて定期的に外科を受診していたおかげだと思うと、母からいつも差し伸べられていた手があったのかもしれません。確かに「繋がる手」ですね。
明日は田植え。
そんなわけで、仏壇の前で毎年一人で開催している「命日コンサート」、一日早いですが今日開催しようと思っています。
母が好きだった歌をギターで弾き語ります。
神田川(かぐや姫)
いちご白書をもう一度(バンバン)
この広い野原いっぱい(森山良子)
誰もいない海(トワエモア)
別れの予感(テレサ・テン)
などです。
最終的には、新しく母に教えたい曲として、スピッツの「優しいあの子」も弾きました。
故人と私たちはつながっているんです
今回、この「サキ読み」で「命日占い」を読んでみて、亡くなった人と自分とは縁が切れるわけではなく、ずっと続いているんだなぁと思いました。
たまたま、母方の祖母と私も「繋がる手」でした。
「繋がる手」の関係とは、親友のような関係で、いつでも手が差し伸べられていますよということらしいです。
そういわれて見ると、嫌いなところも多かった母ですが、私がちょっと重大な病気に気づいたときとかは、母からのサインみたいなものを感じたような気がしました。
実は2016年に「帯状疱疹」を患ったのですが、母が生前に帯状疱疹で大変そうだったのを見ていたので、自分がそうなったときに早く気づくことができました。
そういうところが、「繋がる手」だなぁ・・・と思いました。
こういうスピリチュアル系なことって、科学的根拠はないかもしれませんが、なんか不思議と納得できるんですよね~。
ちなみ、義理の母の命日でも調べてみたところ、私との関係は「こだま」でした。
「あなたはそのままのあなたでいいのよ。人と比較して落ち込んだりしないでいいの」というメッセージだそうです。
確かに、義母の言いそうなことだなぁと思いました。優しい人だったので。
まあ科学的根拠はないのかもしれませんが、故人が見守ってくれてるという感覚になれる、素敵な本の予感です。
予約したので、届くのが楽しみです。早く全部読みたい(^^♪
皆さんも、いかがですか?
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